【相談事例】多頭飼育の高齢者宅を支援―第5回一斉TNRに参加

【相談事例】多頭飼育の高齢者宅を支援―第5回一斉TNRに参加

2017年3月22日

2月26日(日)の「第5回一斉TNR」実施前でした。神戸市西区の担当家庭を訪問した介護サービス関係者の方から、相談を受けました。

自宅の玄関先に捨てられた猫を保護して世話をしているうちに、20数匹までになってしまった。なんとか捕獲して、繁殖制限の手術することは可能でしょうか?

 

中には、妊娠の疑いのあるメス猫もいます。猫は平均すると、1回に4匹の子猫を産みます。餌をもらっていて栄養状態がよいと、年に2、3回出産することも珍しくありません。

このまま放置していると、春には爆発的に増えてしまいます。

まずは、増やさないことが先決。今後のことは、その後でゆっくりとお話していきましょう。

多頭飼育家庭の猫たち

繁殖制限の手術がされないまま、どんどん増えてしまった猫たち。

 

TNR初日の2月26日(日)は、抱っこできる猫は素手で捕まえてキャリーケースへ。それ以外は捕獲器を使って、合計13匹(オス5匹、メス8匹)を捕獲。西区の手術拠点で避妊・去勢手術を完了しました。

 

3月10日(金)に7匹(妊娠の疑いのあるメス猫2匹を含む)。
11日(土)に3匹(オス1匹、メス2匹)。
13日(月)に最後の1匹(メス)を家人が捕まえてくれ、翌日、東灘区のますだ動物病院に連れて行き、手術をしました。

以上、実行委員会のメンバーらの連携で、全部で24匹の手術を完了しました。

 

メスはすでに妊娠している猫が多く、妊娠後期を迎えていて手術が難しいと判断された1匹は、実行委員会メンバーが保護。このほど6匹(オス・メス各3匹)の子猫を出産しました。この子猫たちは離乳期を迎えて後に、譲渡先を探して託していきます。

 

このほか、おとなしい性格で人慣れしている生後3、4か月の三毛猫がおり、新しいおうちが見つかるかるまで、協力ボランティアさんが預かってお世話してくれています。

多頭飼育家庭の猫たち・順番を待つ

一斉TNR会場で、手術の順番を待つ猫たち。

 

以上の手術費用は、実行委員会の立て替えや、利用可能な助成事業に申請のうえ、支給していただける助成金などでまかないました。
神戸ノラネコTNR実行委員会の啓発事業「KOBEにゃんずプロジェクト」が、公益財団法人ひょうごコミュニティ財団の「第三期・第四期共感寄付」の対象事業に選ばれ、多くの方々からの募金を集めることができたこと。

 

また、いつもご支援いただいている方々が、第5回一斉TNRに向けてたくさんの募金をしていただけたことなど、多くの支援者から集まった浄財が助けとなって、この支援活動が実現しました。
私たちの活動にご理解・ご支援いただいている皆さまに心から感謝申し上げます。

 

さて、神戸市では、この4月、新年度から野良猫対策条例が施行され、特定された地域の野良猫に対しての不妊手術を公費で行うことになりました。

このたび支援に入った高齢者宅の猫は、「野良猫」ではありません。けれども、野良猫の発生源となりうる事例でした。高齢化社会が進む日本では、このようなケースが今後、頻繁に発生することが予想されます。避けては通れない問題です。

 

繁殖制限のための不妊・去勢手術をしないまま猫を飼っていて、どんどん増えてしまった(増やしてしまった)―という家庭への対策も、野良猫を増やさないための重要課題だと考えます。

この家庭には今後も継続して訪問し、猫の状態を確認しながら、適切なフォローをいたします。

 

現在、猫風邪を引いてくしゃみと鼻水、結膜炎を患っている猫が多く、ますだ動物病院から目薬と点鼻薬を処方してもらいました。飼い主さんにお願いして、投薬治療中です。

 

まずは、猫の健康状態の改善に努めること。そして、人に慣れている猫には新しい家庭を探し、譲渡をすすめるなどして、できるだけ減らしていくよう働きかけ、適正飼育ができるよう支援を続けたいと思います。

 

 




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